アフリカ ギニア ボッソウ村での「緑の回廊プロジェクト」滞在記 準備編(8) 国内での予防接種に挑む 1

2005年9月15日、予防接種に行くことになり、高槻予防接種センターへ。
できるだけ公共交通機関で来るようにと書かれていましたが、電車で高槻に、といわれてもかなり遠回りになると思われたので愛車で出かけました。
車で来る場合は大阪医科大の駐車場に止められます、とあったので大阪医科大の駐車場へピットイン。
大阪医科大は工事中でしたが、さすがに見るからに立派。
「さて予防接種センターはどこ?」と探していると不安を覚えるような小さな建物。でも、小さな看板が出ているので間違いはない・・・
おそるおそる中へはいると、受付が。体温を測って、問診票を書いて・・・。
今回は破傷風とA型肝炎の予防接種第一回目です。破傷風の予防接種は幼い頃に三種混合でやったから大丈夫、と思っていました。
死ぬまで大丈夫なのかと・・・。
皆さんご存じでした?
三種混合の後、12歳頃に定期予防接種を行い、その後20歳前後までは効力があるが、その後は免疫力が低下するので追加接種が必要なことを。
担当者は、まず12歳頃に破傷風の予防接種をしたという記憶がなく、その上20歳を超えると免疫がなくなりつつあるなんて、恥ずかしながら知りませんでした。
牛田先生は、私の仕事柄、土をさわることも多いので、破傷風はすでに予防接種済みであると思われていたそうです。
ということは、免疫力がない状態で土と戯れていたと・・・ちょっと怖い気もしますね。
だって、知ってました?免疫力が低下するって事・・・10年間隔くらいで追加接種した方がいいそうです。
何はともあれ、予防接種に関する知識を得たことと、破傷風の予防接種ができたことは今回の収穫のうちの一つでした。
破傷風というのは日本でも普通に生息している菌から発病するので、日本在住でも免疫力があったのに越したことはないですからね。

 破傷風の予防接種は皮下注射なので大して痛みもないので、接種されることをお勧めしますよ。ちなみに、お値段は1回3500円(2005年当時)。
人によっては2~3回の接種は必要になりますが・・・でも、支払いが収入印紙・・・これがめんどくさいんですよね。
A型肝炎は食べ物から感染するとのことなので念のために接種することにしました。
これはどうやら筋肉注射だったようで、破傷風の注射と比べると少し痛みが強かったのですが、泣くほどのものではありませんでした。
感じ方には個人差もあるでしょうけど・・・
個人的には小学生の頃脊髄注射をしたことがあり、これより痛い注射というのは経験したことがないもので・・・これはホントに痛かった。
骨折するよりも痛いと思います。最近は(大人は?)麻酔をかけてから脊髄注射をするようですが・・・話がそれてますね。
ここの注射をしてくれた先生は、暇だったのか、破傷風や黄熱病、A型肝炎の英語の論文を出してきていろいろ話をしてくれました。
30分くらい話し込んでいたかもしれません。もしかすると、しばらくの間、体調の変化がないか観察する意味でお話をされていたのかもしれません。
場合によってが、過剰反応する人もいるらしいですからね。いわゆるアナフィラキシーというやつです。
ともかく、徐々にギニア行きの準備が進んでいます。
破傷風とA型肝炎はもう一度追加接種をする必要があり、それが終了してから、黄熱病の予防接種が控えています。
これが終われば、とりあえず体の準備が整うということです。
あ、後一つ、マラリアの予防がありますね。これは、薬を飲むことで予防するそうです。普段全く薬を飲まないので、忘れないようにしなければ・・・

後日談
予防接種を行った翌日、朝起きると腰が痛い・・・もともと腰は弱くて、常に腰痛を抱えたような状態なのですが、いつもと感じが違う。
「怠くて、重い」という感じの痛さ。倦怠感と痛みというところでしょうか。
副作用として倦怠感などがでる事もあるといわれましたが・・・副作用なのでしょうね、これが・・・。
3日くらい腰の痛みがあり、同じ姿勢で長時間いるのが耐えられない。座っていてもダメ、寝ていてもダメ。おかげで、連休はぐったりしてました。
でも、病気になるよりはましですからね。
また、追加接種があるので、場合によっては副作用との戦い(大したものではないですが・・・)があると思うと、少しばかり憂鬱です。

アフリカ ギニア ボッソウ村での「緑の回廊プロジェクト」滞在記 準備編(7)

2005年8月29日
毎日新聞の記者の山田大輔さんとお会いすることになりました。
山田さんはかつてボッソウを訪れたことがある方ということでお忙しい中時間を作って頂いてお話を伺うことになったのです。
松沢先生からお話は伺いましたが、ボッソウについては「緑の回廊プロジェクト」のホームページや、
山田さんのホームページ「進化の隣人と暮らす」(2017年9月現在、残念ながらページは封鎖されているようです)
にて写真を見たくらいで、あまりにも情報不足だったので、
チンパンジーではなく純粋にボッソウの情報を入れるためにわざわざお時間を頂きました。
愛知万博の会場に詰めているとのことで愛知万博会場に行きました。

万博会場に訪れたのは実はこの日が初めて。この日の来場者は15時現在で12万人だそうです。
12万人?そんなに来てるの?
正直、入園料だけでも結構高いと聞いたことがある私はまったく行く気がない、
という状態だったので仕事でもなければおそらく来ることはなかった万博。
そこにそんなに人が来ているなんてちょっとした驚きでした。

それはともかく、山田さんにお話を伺いました。
愛知万博内のプレスセンターでお話を伺いました。
入場の際に【報道関係者】のカードをもらっていたので、なんだか、自分までジャーナリストになった気分です。

「ギニアのボッソウ村は比較的豊かな村ですよ。」

取材で撮ってこられた写真をみせてお話ししてくださる山田記者。
たしかに、村人のほとんどが服を着ているし、履き物を履いている人が多いのです。
人々の表情も豊かで明るい印象があります。

「現金収入は少なくても、食べるのには困らないんですよ。」

とのこと。
なるほど・・・やっぱり食べる事というのは人が生きていく上で根幹に関わることだから、
ここがしっかりしていると余裕が生まれるんですね。
また、週に一度市(マルシェ)が開かれるようで、活発な村。外国の製品もいろいろ入ってきているようです。
中国製が多いらしいですけどね。こんなところにも、中国製とは・・・さすが。
私が想像していたよりもずっといろいろなものがあるんです。
野菜から服飾品、日用雑貨まで。
さすがに日本と同レベルというわけにはいかないのですが、思っていたアフリカとは違う。

「ここでは英語がほとんど通じないのが困りましたね。ほとんどの人がフランス語を使うんですよ・・・」(山田記者)
やっぱりフランス語か、と不安。
「コートジボアールから来ている人の中には英語が分かる人がたまにいるんですけどね・・・」(山田記者)
やっぱりフランス語は必要なのかぁ、とやっぱり不安。
「ボッソウ村という場所はそうそう行けるような場所ではないですから、いい経験をされると思いますよ」
「何か分からないことがあったら、気軽に聞いてください。先生方には質問しにくいようなことでも私になら話せることもあるでしょうし・・・」

新聞記者の方とお話しさせて頂くのはこれが初めてだったのですが、とても感じの良い人でした。
ボッソウ村は人を穏やかにする何かがあるのでしょうか・・・私もボッソウに行くと穏やかな人物になれるのでしょうか・・・。
いろいろな人々に話を伺っているうちに、自分がギニアへ行くのだ、という感覚が強くなってくるような気がする・・・。
それにしても、やっぱりフランス語・・・ここがネックです。
ぼちぼちフランス語の勉強でもしましょうか・・・最低限の挨拶くらいはできるように。
まずはそこからでしょう、ね。

初めてみる万博会場。
人人人・・・とてもパビリオンに行くような気にはなれず、会場をぐるっと一周して帰ってきました。
もったいないと思われるかも知れませんが、残念ながらそんな余裕もなく・・・
だって、ギニア共和国です。それが気になって・・・。

フランス語の簡単な辞書を買いに行きました。
仏和辞書はたくさんあるのですが、和仏辞書というのはなかなかなくて困りました。
コンサイスの和仏・仏和、デイリーの仏英和・和仏英がありましたが、コンサイスには発音記号すらない。
これは大変ですよ。
だって、発音の基本も知らない私には発音記号がないと読めない。
デイリーの仏英和・和仏英は発音記号はなく、なんとカタカナ表記。
でも、読めないよりはましかとそちらを選択。すこしでも、フランス語になじむべし・・・できるのかなぁ。

(続く)