ツリーシェルターの理念
ツリーシェルターの理念
ツリーシェルター開発の思い
植栽木の早期育成

ツリーシェルターは、「風」「強光(紫外線含む) 」「雪」「野生動物の食害」等の環境ストレスから植栽木を1本ずつ保護することができ、活着・生育を助けてくれる魔法の筒です。用途も、「海岸風衝地植栽」「盛土法面緑化」「低コスト再造林」「広葉樹植栽」等多岐にわたります。1996年に日本で初めて「ヘキサチューブ」の販売を開始して以降、全国各地でご使用いただき、2025年5月現在、出荷累計700万本を超えるまでになりました。
荒廃山林の早期樹林化

日本は国土の約70%が森林に覆われた緑豊かな国、我々はその緑がもたらしてくれる様々な恩恵を享受しています。しかし現在、この自然の恵みが 徐々に失われつつあります。自然災害による植生の消失、山間部の開発、 林業不振による山林の荒廃、マツクイムシによる マツバヤシの衰退、シカ等による食害、等々。失われつつある植生を維持・回復するのが今を生きる我々の使命であり、当社はツリーシェルターを通じ、荒廃山林の早期樹林化の実現に貢献したいと考えています。
野生動物と共存

野生動物のいない森林は存在しません。
シカ、ウサギ、ネズミ、キツネ、イノシシ・・・
彼らは自由に山野を移動します。
植栽地も当然彼らの生活空間、侵入を止めるのは非常に困難です。ツリーシェルターは苗木を一本ずつ保護し育てる技術です。 野生動物の自由な行動を損なう事なく、目的の森林を作ることを目指します。
周辺植生と共生

周辺植生は、植栽木の栄養・水分等の確保、 光の確保などのため、一定期間刈り払われます (下刈)。しかし、周辺植生には、「林地の湿度保持」「植栽木の風衝軽減」「土壌水分保持?」「野生動物の餌の供給源」「植栽木の目隠し」等のメリットもあります。我々は、ツリーシェルターを通じ、周辺植生のメリットも考慮に入れ、刈り払うことなく植栽木の成長を促し共生することを目指します。