【ツリーシェルター通信 No.3 2024/07/15】『ツリーシェルターの歴史 3 』 −−− 日本初のツリーシェルター −−−
尾鷲営林署国有林の様子です。1993年の半ば、書の相談を受け、赤井先生の指導のもと、試験的にプラスチック製の波板を円筒状に丸めて筒にし、ヒノキにかぶせました。シカの食害被害が甚大で、防除が徹底しない状況で困っていたのです。これが日本で初めてテストされたツリーシェルターです。試験は食害を防ぎヒノキの成長を高めるなど成功に終わりました。この成果をもとに、後に日本初のツリーシェルター「ヘキサチューブ」が誕生することになります。