ツリーシェルターとは

活着・成長を助ける魔法の筒

「ツリーシェルター」とは、高さ70cm〜180cm程度、直径10cm〜15cm程度の『光透過性のある半透明のプラスチック製の筒』です。植栽直後の幼齢木にかぶせることで、活着率・初期成長率をが向上します。当初、「ミニグリーンハウス効果」と称されました。1979年にイギリスで発明され、ヨーロッパを中心にアメリカにも普及、年間出課本数は数百万本と言われています。
活着率・初期成長率向上の秘密は「風」「強光(紫外線含む)」「雪」「野生動物の食害」等の環境ストレスを解消できることにあり、急速に普及が進む要因にもなりました。

日本初のツリーシェルターは1996年に販売を開始した「ヘキサチューブ」です。間伐推進政策で再造林面積が激減する時代ではありましたが、全国各地で使用されるようになりました。その用途も、「海岸風衝地植栽」「盛土法面緑化」「再造林(低密度植栽・食害防止・下刈省略・除間伐低減による低コスト再造林)」「広葉樹植栽」等多岐にわたり、2025年5月現在、出荷累計700万本を超えるまでになりました。