【ツリーシェルター通信 No.6 2024/10/15】『ツリーシェルター活用事例 』 −−− 盛土法面植栽 植栽法の提案−−−

盛土法面の植栽方法を提案した現場の紹介です

【苗木の確認】良い苗木が来ているかをしっかり確認する

苗木の種類確認方法良い苗木悪い苗木

ポット苗
ポットを外し
根を確認する
土が崩れない。ポットの形を維持している土が崩れる
根がポット内でしっかり張っている根が張っていない
イロハモミジ
ケヤキ

【植栽方法の確認・実戦】

植栽地種類チェック事項


盛土法面
30cm×30cm×30cmの植穴をしっかりと掘る
埋め戻しの際、土をほぐして埋める
深植えしない、浅植えにする
光が十分にあたる場所に植栽する
①植穴を30cm掘り石などを除去
②マサ土を客土
③バークをのせる
④バークとマサを混ぜる
⑤苗木を植え付ける
⑥植え付け完了

【ヘキサチューブの設置指導】

①苗木に被せる
②支柱を両脇に配置
③支柱を打ち込む
④30cm以上支柱を打ち込む
⑤紐でしっかり固定
⑥設置終了

【施工後の確認】

外観

イロハモミジ
ケヤキ
3シーズン経過

盛土法面緑化が困難な理由として、

1.土壌が堅く締まっている

 →根の張る場所が少ない

2.降雨時に水が浸透しにくい

 →水が溜まりやすく、根が窒息する

3.無降雨時、乾燥しやすい

 →根から水を吸収できない

などがあげられる。

この解決方法として、ここでは以下の提案を行った

4.土壌改良。場合により畝を切るなどの排水処理も必要

5.植え穴を大きく掘って土をよくほぐすことで、根の張る場所を確保し、水分が地中に浸透するよう努力する

6.深植に注意、根の窒息枯死を防ぐこの他、苗の確認、植穴の石、落葉、木切れを取り除くことなど

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